チラシ1 | チラシ2 | チラシ3 | ポスター1 | ポスター2 | ポスター3 | Photos |
趣旨文・メッセージ | 未来構想とは? | 7.12プログラム | ポスター4 | 速記メモ |
Nov.2007 Vol.3
HTML形式はこちら⇒P72〜P74
『日本講演」から小冊子として出版されました。(28頁)
販価(送料含む)300円、DVD2枚,ビデオ(2時間48分)2千円(送料込み)
予約注文受付中!
7.12,従来63回のフォーラムの中で最高でした。当日の記録の一部をご紹介します。
第一部 基調講演「美しい日本の構想〜世界に愛される日本の文化〜」
この会の主催者、大脇さんの大変な熱意によってこちらに足を運びましたが、
この場に立って少し、元気を失っている状態であります。アメリカ人は 、
気温が高いことを「暑い」と表現しますが、フランスでは 、「寒くは無い」
と表現します。フランスの文化は 、打ち消しがいくつかある文化であります。
今回は 、フランスにいた経験をジャーナリストとして、パリで日本の文化が
どのように評価されているのか、時代に分けて考えていきたいと思います。(中略)
「さて、未来を見るときに、比較文化論的に考察してみれば、比較文化、異文化、
異質なものの融合によって良いものが生まれます。日本の歴史においてもそのような
ものが伺い知ることができます。しかし、これまでの比較文化論、日本においては
欠如の比較文化論が多く言われてきましたが、日本が豊かになるにつれて、逆欠如
の比較文化、日本生活文化論が言われてくるようになり、日本にあって他国には無い
文化について論じられる時代に移行してきています。
バレンタインデーは日本にあって世界には無い文化です。イタリアにはありますが、
それは制度が違います。また,自動販売機,清涼飲料水。これもまた日本にしかないもので、
本質的にはお花見、紅葉狩りなど、日本にあって世界に無い文化が多く存在しています。
自然を愛でる心。日本の生活文化というものが世界に向かって多く発信できるものである
のです。それがどこまで持つのかといったら、それは大変な問題となり、1969年ウッド
ストックに集まったヒッピー文化の集まりです。日本のポップカルチャーもそうなるの
ではないかという危惧に対して、文化というのは価値観であり、普遍的な喪失理念に裏
付けられたものであるということが重要な一点ということができるでしょう。
日本が普遍的な価値観で世界に顔向けすることができるのは、相手が違うことによって
寛容になる文化でもあり、これがすばらしい文化といわれています。日本の多重信仰の
文化、日本人の優れている他者への気配りもフランスで定評があります。世界が期待す
る日本らしさ、普遍的な価値のあるもの。日本の単なる生活文化ではなく、価値観的な
ものを世界に生み出す時期としてみることのできる時代として認識することができるでしょう。
開 催 趣 旨 詳細・メッセージ
今、わが国は、深刻な文化的危機に直面しています。自殺やいじめの急増、親子の
惨殺事件などは、その表層現象に過ぎません。危機の認識こそが、新しい文化の創出
へ向けての出発の原点です。戦後60余年、我々は、今こそ、節度や清廉さを伴う高邁
な精神を取り戻し、“物から心へ”と価値観の大転換を図るべき時です。
磯村氏が「パリで発見した日本文化」は、フランス人に共感を持って迎えられて、西欧人
を通じて生まれた“アール・ヌーヴォー(新しい芸術)”でした。求められるべき未来の日本
文化の姿は、諸民族の文化との出会いにより、人々の共感をもって生れる“新しい文化”
の中にそのヒントがあります。
我々日本人は、長きに亘り豊かな自然に恵まれ、父祖からの遺産を継承しつつ、「上意
下達の文化」の下で暮して来ました。ところが、現在、我々がその圧倒的影響下に暮して
いる現代文化は、「個の発見」、「自由と民主主義」を基盤した「下意上達の文明」下にあり
ます。未来に必要なのは、単なる「お上」に対する批判や依存ではなく、「官・民の融合」です。
日本文化の危機的状況下において、日本を国際的視野から見つめ直し、日本文化の可能
性を民の立場から探ろうとする、当、フォーラムの企画に対し、ぜひ皆様の協賛を賜りたい
と存じます。
【フォーラム・スケジュール】
・ 日 時:平成19年7月12日(木)P.M.6:40〜9:30 (開場、P.M.6:15) ・ 会 場:武蔵野公会堂ホール ・ プレ・コンサート:グループ・シオン 6:40-7:00 ◎ 主催者来賓挨拶: 邑上守正 武蔵野市長 ほか 19:00〜19:10 ● 基調講演: 19:10〜20:20 磯村 尚徳 氏 (元NHK総主幹、パリ日仏会館館長) ● パネル・ディスカッション 20:20〜21:30 ・ 柿澤 弘治 氏 東海大学 平和戦略国際研究所 教授 ・ 小松 昭夫 氏 (財)人間自然科学研究所 理事長 司会; 松本 道弘 氏 国際ディベート学会会長(元NHk上級英語講師) |
|
|
|
■ 磯村 尚徳 1929年東京都生まれ小学時代トルコ・フランスで生活、1953年 NHK入局。インドシナ,中東,パリ特派員,ワシントン支局支局長、「ニュースセンター9時」初代キャスター。ヨーロッパ総局長,報道局長、特別主幹。ユネスコ特別顧問。1995-2005年パリ日本文化会館初代館長 |
■ 柿澤 弘治 1933年東京生まれ。政治家。東京都立両国高等学校・東京大学経済学部を卒業。 大蔵省入省。外務省、経済企画庁へ出向参議院議員。1994年自由党結成、党首。外務大臣(羽田内閣)。欧州と日本の文化交流に貢献。現在、東海大学平和戦略国際研究所教授 柿沢総合政策研究所代表 |
参加費:一般;3.5千円(前売;3千円)、学生; 2千円、高校生;1千円
主 催: NPO 未来構想戦略フォーラム( http://www.miraikoso.org)
協 賛: (財)人間自然科学研究所、NPOローハスクラブ、NPO国際技術交流支援協会
未来創庵, NPO日本箏曲楽会, 杉並東倫理法人会, 山元学校,
NPO日韓文化交流協会, NPOアジア文化産業機構 ,潟Aースメディア ほか
後 援: 武蔵野市, 武蔵野市民芸術協会
お問合せ:
〒180-0002 武蔵野市吉祥寺東町1-23-20-102
携帯:080-3350-0021(大脇) e-mail; junowaki@able.ocn.ne.jp
東京三菱銀行 吉祥寺支店店番220 普通預金 口座番号2262400