2008.11.24、 18:10-21:00
東京都南部労政会館第5/6 会議室
メモ・Photos 本年4月に特定健診・保健制度が始まり、日本の医療政策史上、治療から予防
への大転換であるにも関わらず、多くの事業者は制度を追いかけるに追われ、
その本質が見失われていることは寒心に堪えません。
制度もでき、技術も確立されつつあります。この時にこそ制度のみに汲々と
した画一的なサービスを目指すのではなく、疾病予防の夜明けとなる新たなサ
ービスを生み出そうではありませんか。
疾病予防が効果を挙げるにはどのように考え、何を実践すればよいのか、
この分野のフロント・ランナーである方々をお迎えし、フォーラムを開催いた
します。豊かな生活はお金が保障するのではなく、健康なのかもしれません。
この機会に,諸先生と,この問題を語り合おうではありませんか?
開会の辞:18:10-15「国際的視野から観よう!」大脇 準一郎
基調講演:18:15-7:00, 19:00-20
「世界の疾病予防法と未来」 廣瀬 輝夫 氏
世界人口63億の中、約半数、特に幼少者は近代医療のワクチン、
抗生物質による感染症の予防や治療が受けられず、三大伝染病の結核、
マラリア、HIV感染の死病率が高く、その対策が必要である。又、生活
週間病である肥満症、糖尿病、高血圧の頻度も最近10年間に新興国、
更に発展途上国でさえ急増し、全世界の人口の4分の一は羅患している。
先進国による飲料水、安全食及びワクチン、抗生物資のほか近代医療の
補給は急務である。⇒
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「日本社会:疾病予防の意義」 岡本茂雄 氏
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講 演: PM:7:20-7:40, 7:40-8:00,8:00-8:20
「職場における健康管理」 浜口 伝博 氏
特定健診・特定保健指導の「導入の背景と狙い」について学習する
とともに、「プロフェッショナルであるために今後必要なスキルとは?」
本年度から始まる本制度について、立ち上げメンバーであった浜口先生
より、ご講演をいただきます。 ⇒
「疾病予防 とIT技術」 米澤 麻子 氏
⇒
「疾病予防ってむずかしいの!─歩くことへの楽しみ方─」
⇒ 宮崎 京 氏
パネル・ディスカッション:8:30-8:55
予 告:12月23日(火・祝)AM:10-16:00 早稲田大学14号館
テーマ:「国連と呼応して市民は何が出来るか 」
主 催:地球市民機構(市民国連)
協 賛:NPO;未来構想戦略フォーラム,山元学校,ローハス倶楽部
CNC/日本の感性21,日本ビジネスインテリジェンス協会, ほか
医療界のスペシャリストらの様々な話を聞く中で社会での価値観やフォーカスしている面が様々
分かりました。医療界に入ろうとする者としては本当に貴重なお話を聞くことが出来ました。
インパクトを受けたのはパネルディスカッションでの先生方のやり取りで医療費の視点で淡々と
病人をどのくらい保護するかなどを話す先生たちの姿に診療を受ける側としては少しショックで
ありましたが、本当に患者が望み、願うものとしては「患者の視点で見ることのできる医師の方が
どのくらい居て信頼関係を築けるか」であると思いました。医療制度の動向や医療の専門知識の
啓蒙には時間がかかりますし、医療の内容は複雑で取っ付きにくい内容でまして高齢者の方々が
理解することを要求することはなかなかハードルが高いと思います。 大学生(男)
医療関係ということで、難しい内容なのかと思っていました。しかし、病気にならないための
予防法など、詳しく、楽しく教えていただき今後も体に気をつけて生活していこうと思いました。
20代保母(女)
宮崎京さんのウォーキングについての話がとても参考になりました。生活していたら、歩くことって
避けられないし、時間の使い方や今までの「歩く」ことへの考え方が変わりました。
20代(女)
社会で活躍してる人たちを呼んで、その人の専門分野で語ってもらって、お互いに勉強しあえることは
とても貴重な場だなと思いました。昨日は講演の内容自体はあまり入ってこなかったんですが(すいません>
、このフォーラムは世代を超えて共に集える有意義な場を提供していていいなぁと感じました。
(少し圧倒されましたが)
講演後、みんなで一緒に御飯食べて交流できたのがよかったです。若者もお手伝いでたくさん来ていて、
よかったと思います。もっと友達も時間が合えば連れてきたいなと思いました。
20代(男)
健康マニアの僕にとって裏側の世界を見れました。というのは、実際の健康方法というよりは、その
制度についての話だったからです。なので、難しかったです!各先生の話もそうですが、話し方から
学ぶこともありました。 青年会社勤務
「特定保険指導!難しいなあこれ何?」と思っていましたが、諸先生の大変判り易い解説で、
ようやく親しみが持てるようになりました。この政策のネーミング、頭の良すぎる専門家達の作のようで
でまったく大衆離れしています。もっとと判り安い政策を期待。政府や官僚はもっと民間を信頼して予算を
NGO・NPOへ渡すべき。会合はとてもすっきりした爽やかな会合でした。
65歳・学術研究者