第22回未来構想フォーラム
11.15「新しい政治の構築、教育の構想」
政治資料 教育資料

拝啓、夜寒の候、皆様におかれましては益々、御健勝のこととお慶び申し上げます。
本会は知的貢献を通じて元気な日本を創るために努めています。先回は、地球環境
との永続的な関係を回復せずしては、人類未来は無いこと、そのためには、我々の
発想を根本的に転換する必要を見てまいりました。

今回は、政治と教育問題に焦点を当て日本の未来の創造に挑戦します。

去る9月の総裁選、今、進行中の総選挙を見ても、政界リーダー達には、世界観、価値観
という視点が欠落しています。 世界第2の経済大国と称される日本ですが、国際社会や
アジアに対する重みにある発言は皆無です。今日の日本の深刻な課題は、経済第一
主義、人命第一主義に流れ、我々が次世代に自信を持って継承させる民族の誇り、
伝統文化を見失っていることです。

グローバリゼイションの波に乗って世界に圧倒的な影響力を行使している米国おいても、
個人主義では伝統的価値、道徳的倫理的価値を継承することが困難なことに気付き、
新しい人格教育の試みが始まっています。今回、長年、政界ウォッチャーとして活躍されて
いる高橋氏と、教育界に身をおかれている鈴木氏にご発題を頂き、参加者各位を交え、
元気の出る政治構想、教育構想を描きたいと存じます。

日頃、日本の未来に対しご関心の深い皆様の積極的な参画をご期待申し上げてお
ります。   敬具平成15年10月吉日  

未来構想戦略フォーラム 世話人会

東京大学名誉教授・日本代替・相補・伝統医療連合会議理事長      渥美和彦 
青山学院大学教授・日本経営会計学会名誉会長                石川 昭
東京エグゼクティブ・サーチ、(社)日本人材紹介事業協会会長      江島 優
Aviation Facilities Co. 日本代表                          大橋武郎
NNH Int’l 取締役社長、(社)国際市民の会理事長              加藤幸彦
筑波大学名誉教授・茨城県情報公開室審査委員長              加藤栄一
潟Iープンタイドジャパン 社長(前鞄本総研創発センター所長)      新谷文夫
日立製作所 研究開発本部主幹、研究アライアンス室室長         武田健二
(独)経済産業研究所・DND(デジタルニューディール)事務局長       出口俊一
東京経済大学教授、日本ビジネスインテリジェンス協会会長         中川十郎
早稲田大学環境総合センター顧問教授・(財)地球環境財団理事長    福岡克也

             記

日 時:11月15日(土) 午後1時30分〜4:時30分

場 所:港区区立商工会館研修室 (東京産業貿易会館6F)
     港区海岸1-7-8、港区立商工会館内Tel:03-3433-0862    

プログラム
後1:30〜3時、「新しい政治の構築―与野党激突と総選挙後の日本―」

           高橋祥起氏(たかはし・よしかつ) 政治評論家

            元NHKニュース解説委員・総合政策フォーラム理事長


  高橋氏略歴:1931年徳島県生れ、早大卒、1955年NHK入局、放送記者、
    内閣記者会キャップ、報道局政治部部長、NHK解説委員、1991年徳島文理
    大学教授(現在に至る)他に、日本記者クラブ、日本評論家協会会員、
    (社)近代経済研究所理事、日本総合政策学会副会長

  社会活動暦:内閣・臨時行政改革推進審議会参与、総務庁・行政監察懇話会委員、
    国土審議会特別委員、外務省・国連等国際機関に関する懇話会、国会議員秘書
    調査会委員

  著書:『政治改革』(日本図書館協会選定図書、芦書房)
    『21世紀への政治デザイン』(共著、北樹出版)『君もマスコミ人にならないか』
     (早稲田マスコミセミナー編、早稲田経営出版)
    『社会の基礎知識―経済・政治・法律・国際―』他多数

午後3時〜4時半、「戦後民主主義教育の終焉;新しい教育の構想」
              鈴木博雄氏 筑波大学名誉教授、日本教育史専攻

      鈴木氏略歴:1929年(昭和4)大阪生まれ。‘58年東京教育大学大学院
       教育学研究科博士課程修了、横浜国大に勤務。‘67年東京教育大学
       講師。‘76年筑波大学教授。企画室長、‘82年より同大学付属小学校長
       を兼任。現在常磐大学教授。筑波大学名誉教授。日本教育史、教育学
       専攻。
  
     著書:『日本教育史研究』(第一法規出版)『人間の生き方の探究 近代から現代へ』
         (図書文化社)『人が育つよろこび』(ノート ルモンド社)、
         『親が知りたい子どもの心と思考の育て方』(ぱるす出版)
         『高校生になった息子・娘へ 今、話しておきたい』(ぱるす出版)
         『近世藩校に関する研究』(振学出版)『我々はいかに生きるか
          現代道徳教育の課題』編(振学出版)『父親は息子に何を伝えられる
           か。偉人たちの手紙』(PHP研究所)『最新教育原理要説』(振学出版)
         『筑波大学附属小学校の教育』(向学社)『育つ親なら子も伸びる』
          (サクラクレパス出版部)『原典・解説 日本教育史』(日本図書文化
          協会)『東京教育大学百年史』(日本図書文化協会)ほか

  主催:未来構想フォーラム/花水木友の会

 会費;5千円(部分参加3千円) 定員80名(先着申込順)

お申し込み・連絡先;未来構想戦略フォーラム事務局


*未来構想戦略フォーラムは、単に学ぶだけでなく、共に日本の未来ビジョンを
  構築し、実現へのシナリオを策定。元気な日本の創建を目指す、頭脳集団です。
  本会は、知的貢献を始めとしてボランティア精神で運営され、将来、N.P.O法人を目指しています。   
     

次回予告:第23回12月5日(金)
午後2時から7時半  港区商工会館研修室 

「ユビキタス社会の到来で何が 変るか?」  
1)「100万円の着物を売るサイトの衝撃」ーネットビジネスの光と影ー     
    杉山勝行氏 鰍hGTVテクノロジー新規事業開発部長
           前・潟Cンターネットビジネス研究所・理事長  

2)「ITが促進する ボランティア社会の到来ーありがとう!日本.comー」
   小林英愛氏、(財)e・未来環境財団会長、鞄本SE グループ代表取締役
            ,財)小林財団 理事長

3)「ユビキタスとプロセス型マーケティング最前線」
   杉田祐一氏 電通ワンダーマン・インタラクティブ・コミュニケーショングループ部長 

午後7:30〜9:00 懇親会(忘年会)レストラン“ピガール”

第24回12月11日(木)午後6時〜9時  東京国際フォーラム
     「日本と日本の技術革新」

       西澤潤一氏 岩手県立大学学長、比嘉教授 ほか
       経済産業省と共催