アジア環境フォーラム企画会議のご案内
(第93回未来構想フォーラムに代えて)
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年11月28日(土)第14回地球市民フォーラム、第W分科会で「水:その豊な可能性が
自然と心を癒す」と題して 深井 利春 創生ワールド 代表取締役 社長が発表され
ました。 深井社長はホテル業・レストラン業は環境破壊の元凶であるとの反省からす
べての事業を廃業し、その資金を元手に環境にやさしい水の開発に取り組み洗剤を使わ
ず、洗濯もできる飲料水を開発されました。現在水から水素を抽出し、「燃える水」、
水素エネルギー活用の道を開拓されていることはTVでもおなじみです。
深井社長は本年4月ごろ、中国で環境フォーラムを開催する予定で、今年前半期、韓国、
日本でも開催を検討されています。
今回、日頃環境技術の専門家始め、アジア的規模でどのように環境問題にとる組むこと
が効果的か、各位のご意見をお伺いするべく、下記のように企画会議を開催いたします
のでご参席賜れば光栄です。
平成22年1月吉日
記
日時:平成22年1月9日(土)午前10時〜12時
場所:地球市民機構会議室
参加者:
主催:NPO法人未来構想戦略フォーラム
協賛:地球市民機構(“市民国連”)、深井環境技術研究所
議題:1)開会の主旨説明
2)深井利春社長ほか年頭抱負
3)質疑応答
4)その他の提言
主な参加者:
中川十郎、南部智成、一色宏、市河政彦、杉山勝行、朱元曹
海野和三郎、森井香衣、諸山信弘、富永啓一郎
新年明けましておめでとうございます。
1、真の危機の認識は問題解決の峠を越したも同然です。と言うのは人間,必
死になれば思いもかけない智慧が生まれてくるからです。現代の科学技術
が急速に発達したのも必死に生き残ろうとする戦争の修羅場からでした。
ところが「人類は自然法則から外れた勝手な生活をこのまま続ければ、後
20年も持たない、人類滅亡の危機にあるにもかかわらずこの危機を危機
として認識したがらないことこそ、深刻な危機である。」というのが昨年
末、第14回地球市民フーラムでの印象に残ったスピーチでした。
創立以来、未来構想は英知を結集して、日本と世界の未来を構想して来ま
した。富豪には富豪の“ノーブレス・オブリージュ”が問われるように知
識人の当然の責務と考えるからでした。
いかに良きビジョンでも時と人、地の利を得なければ実らないものですが、
「泥縄にならぬよう、知識人として備えだけはしておこう」というのが本
会の趣意です。
『ビジョン無き民は亡びる』との古の格言にあるように、今、日本に最も
必要 なのは、青年の瞳が輝く夢である。それは、ばら撒き福祉の全く逆
の、“身を捨てて仁を為す”、青春を全てを投げうっても悔い、魅力溢れ
る夢であろう。
“Ask not what your country can do for you; ask what you can do for
your country!” (1961,ケネディー大統領就任演説)
2、未来構想は発足以来8年間、老若、上下、主義を超えて公開フォーラムを
続けてきた。今後本会は専門性を高め、少人数、専門特化した研究会を頻
繁に開催する予定である。今までの参加者を中心に会員化、クローズドに
なる方向に進んでいる。それは政策提言性、具体的実現性を高めるためで
す。知的作業過程で将来政策立能力を身につけたポリシーメーカーが数多
く誕生することでしょう。
この意味で事務局では随時、ボランティアスピリットの溢れるワーキング
・スタッフを公募しています。大きな夢は1団体で実現できるものではあ
りません。志を同じくする諸団体が、それぞれ、自分ならではの持ち味
をフルに発揮してネットワークを組むことにより、小さな小川の流れも、
社会を変革する激流となることも可能です。
5年前に発足した地球市民機構(“市民国連”)は、市民立場から
1)世のため、人の為に尽したいとのボランティア精神溢れる個人、
団体を育成するインキュベーションセンターであり、
2)国連等の諸機関と共同して、グローバルな課題解決に挑戦する団
体であり、
3)世界の各地で活躍する日本人と連携して世界へ発信し、貢献する
活動舞台です。
本年も未来構想は、諸団体と共に地球市民機構に貢献することを通じて、
市民パワーの増大、ボランティ社会の育成、世界で働く日本人の兵站基
地強化、国際貢献に努めます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。