藤田公郎氏プロファイル:
昭和7年(1932)年東京都生まれ、 東大法学部卒。ハンガリー、ヴェトナム、中国赴任、
経済極力局、アジア局局長、国連日本代表部統括公使、オランダ、インドネシア大使、
国際協力事業団総裁、サモアへシニアボランティア、国連改革担当大使(アジア太平洋地域)
現在:(社)日本コントラクトブリッジ連盟会長、FASID評議会会長、立命館大学客員教授、
霞関会、ホテルオークラ東京顧問ほか
国際協力事業団(JICA)前総裁の藤田公郎氏は、この地にシニア・ボランティアとして来て
おられ、サモアの外相顧問をされている。 早大・商学研究科 客員教授 木下俊彦
http://www.waseda.jp/student/weekly/contents/2001a/nyuu3.html
http://www.jica.go.jp/activities/sv/application/obreport/obr_01.html
南の島へ、藤田・前総裁の英断 JICA客員国際協力専門員 杉下恒夫
私も以前から藤田さんがボランティア活動に関心をお持ちになられているという話を聞いて
はいたが、本当にボランティアになられると知った時は正直、驚いた。
http://www.jica.go.jp/jicapark/odajournalist/10.html
この聞き慣れない言葉に先日偶然に出会った。前の国際協力事業団総裁(JICA)の藤田公郎
(きみお)氏が退任挨拶に来られた所を廊下で偶然ばったりと出会ったのだ。今度はどちらで働くの
ですかと聞いたところサモアにシニア ボランティアにいくとのこと。外務省の外交官の先輩らしく
邪魔になってはいけないので大使等のいない所を選んだという。第三の人生にサモアのシニア
ボランティアを選んだとはなんと見事な生き方ではないか。
彼は、私がNYで国連のUNFPAで3年間働いていたとき、国連日本政府代表部に総括公使
として活躍して居た。スケールの大きな人だった。やっぱり一味もふた味も違う生き方をする人だ。
新しい志に大成功を祈らせて頂こう。(000911) http://www2u.biglobe.ne.jp/~AKICHAN/seniorv.htm
〜前国際協力事業団総裁 藤田公郎氏〜(日経2000/9/1)
http://my.reset.jp/~adachihayao/000901N.htm
「日本の国際協力の原点は、世界最大の被援助国だった戦後の体験にある」。先月末で国際協力
事業団(JICA)総裁を退任した藤田公郎(きみお)さんの、それが持論だった
◆世界最大の援助国になった今、つらかった体験を生かし「被援助国の自主性尊重を」。そう説いてきた
藤田さんが、JICAの「シニア海外ボランティア」の一員となる
◆外交官として駐インドネシア大使などを歴任後、JICA総裁六年間を経た六十八歳の決断だ。「現場に
出たいとの思いで。年齢的に最後のチャンス」と、ヨミウリ・ウイークリー誌最新号で語っている
◆シニア海外ボランティア制度は40-69歳を対象に、経験、知識を活用してもらおうと、1990年に
発足した。今も約190人が活躍中だ
◆藤田さんの任地は、太平洋の島国サモア。サモア政府が外相顧問のポストを用意してくれたが、JICAの
手当以外に報酬はない。「援助される側に立ち、する側との考え方のギャップを埋めたい」と願う
◆唯一の心配は家に残す90歳の母のこと。「世話をしている妻に、ボランティアは家でしたらと言われるかな
と思ったのだが、面倒をみる人が一人でもいなくなった方がいいと、励ましてくれました」。そう笑って十月
末単身赴任する』
丁度今朝『共生教育のすすめ』という本をいただきました。援助していただいた。この次ぎ援助させていただく。
人間はもしかすると『共生』,共に生きることを忘れてしまったかもしれません。教育の場においても社会の場
において,人間であること『共生』を活性化できればいいなと思います。
http://pweb.cc.sophia.ac.jp/~a-mataix/(3)diaryoftheheart/2000Oct.htm
2、
2007受章者(その1) 大綬章/重光章/中綬章 2007年11月3日(土)09:44
3、 3、 平成17年3月25日外務省は、3月25日(金)、国連改革地域担当大使
として以下の6名を本年末までを目途に国連改革関係業務に従事させることとした。
佐藤啓太郎 アフリカ紛争・難民問題担当大使(アフリカ地域担当) 須藤隆也 元駐エジプト大使(中東地域担当)
伊藤昌輝 前駐ベネズエラ大使(中南米地域担当) 折田正樹 前駐英大使(欧州地域担当)
中山恭子 元駐ウズベキスタン大使(欧州地域担当) 藤田公郎 元駐インドネシア大使(アジア・大洋州地域担当)
国連改革地域担当大使は、わが国外交の最優先課題の一つである国連・安保理改革につき、各国の支持・協力
をより多く集めるために各地域に対して一層きめ細かい対応を行っていく必要があるとの観点から設置したもので
ある。 わが国は、国連・安保理改革の実現に向けて最大限の努力を行っており、今回の国連改革地域担当大使の
関係国への派遣もその一環である。
総合外交政策局 国連政策課: アフリカ審議官組織アフリカ第一課 中東アフリカ局中東第一課 中南米局中米課
欧州局政策課 アジア大洋州局地域政策課 http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0325b.html
4、
変貌しつつあるアジアにおける日本の役割を考え、日本のアジア戦略
について提言したい。(以下骨子目次のみ;詳細はリンクを参照のこと)
1.アジアとの関わり方
アジアとの連帯は、少子化、高齢化の制約を克服して国際社会での日本のプレゼンス
を確保するうえで戦略的な重要性を持つ。また、アジアと日本の間には、幾つかの領域で
共通の利益と共通のリスクが見出されるが、これらの領域で多角的・多層的な協力システム
を構築することが双方の利益になる。以下のような主要なテーマが考えられる。
2.域内協力の主要な領域
2−(1 ) 域内為替レート安定化とドルの信認の急激な低下への備え
2−(2 ) 中国という巨大なリスク要因のソフト・ランディング
2−(3) 環境保全への協力
3.日本の国益に合致した地域主義・機能面の経済統合の推進
(1)FTA の推進 (2)通貨バスケット制の導入
(3)アジア債券市場の実現
4.アジアの発展への支援のあり方
(1)[農村・地方開発 ⇒ 開発の恩恵の広がり ⇒ 政治社会的安定 ⇒ 経済発展]と、
[インフラ整備 ⇒ 投資環境整備 ⇒ 輸出志向型工業化の進展 ⇒ 経済発展]という
二つの経路を中核とする複線型の支援アプローチを、引き続き推進したい。
(2)現場に根ざした地道なモノづくり、ヒトづくりの支援アプローチの強みを再確認し、
とくに、卒業国や先発国の経験を活用する南南協力、中小企業への支援、「一村一品運動」、
「道の駅」など地方自治体のノウハウの活用に努めたい。
「アジアにおける日本の役割を考える9人委員会」提言 (平成17年12月5日)
1.福田内閣〔1977-79〕 時代のODA計画的拡充努力。
2.日本のODA拡充努力の背景-國際平和への貢献。
3.ODA予算の優遇とODA化。 4.円高。
5.日本のODA予算減額方針と世界の趨勢。
6.ODA反対気運の所在。 7.中国の要素。 8.対中国経済協力の実状。
9.日本の経済協力の成功例の対外発信を。
10.経済協力面における日本の哲学の正しさオウナーシップ。
日本の援助の最大の特色は,途上国の自助努力の支援を基本姿勢にして来た事である。
11.Good Governance. 日本が伝統的に重視してきたもう一つの点は,途上国の
政治的廉潔度である。
〔質 疑 応 答〕 Human Security, No.8(2003/2004)