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第1部 角倉了以に学ぶー経営倫理の観点から

武藤信夫日本企業史センター所長

1、武藤信夫氏の発題、角倉了以については、日本経営倫理学会で発表され、本年の学会誌第9号に掲載されている論文、10頁、及び『木川田一隆-日本経営者の倫理的遺産』(経営倫理No.21、9.25'01)8頁、他を当日配布いたします。

 武藤氏は、1996年社会公正・倫理委員会設立の構想を発表され、鈴木博雄氏が中心となって同年8月、問答形式の『なぜ、今、社会公正・倫理委員会が設立されなければならないのか?』の小冊子を発表しました。

 その後、武藤氏は、経営倫理学会創設に努められて、昨年は東京倫理フォーラム創設を試みられました。小生は南米に行き来する中で、帰国時、お手伝いしてきましたので、その経緯を了解しています。以下の氏の熱い憂国の想いをご理解下さり、ご協力を賜りたいと存じます。

 「世界一、徳のある国言われた、わが国も、今や昔日の面影は無く、特に指導者(政治家・官僚・経済人・言論人・文化人・学者)程、その人性(人格と品性)を喪失し、今日の危機になす術もなく、経済効率化の波に呑まれ、人間社会構築のもとである、倫理・道徳が無視されております。このままでは、日本の将来が ありません!

 現在の混迷する根本原因を追求し、危機を乗り越えてきた先達の人間力に学びながら、新しい倫理・道徳を明示し、実践して行きたい」

 先回、「社風革命から国風革命へ」のテーマでご発題頂いた経営コンサルタント市川覚峯師と、日本教育史の鈴木博雄氏にコメントを頂き、ブレーンストーミングを致したいと存じます。

医療改革・医療経営学の必要性」

 広瀬輝夫秀明大学医療経営学科主任教授、

   2、ドクター・広瀬輝夫氏は、さる5月25日、全国の病院経営者らと日本医療経営学会を創設され、医療改革に取り組んでいらっしゃいます。

 先生から記念講演のデータ-をパワーポントで戴きましたので、添付いたします。生活習慣病の先端医療等についてのファイルは希望者のみ配信します。

 5月29日当日は、添付の「これからの医療経営」の現実を踏まえ、医の経営理念のあり方を日米文化比較の観点から御発題戴きます。

 医療とは、生物学的身体だけでなく、精神的な側面も含まれ、西洋医学だけではなく、東京医学、代替医療、病理学から予防医学、健康医学へ、また時代は、自己を第1に考える自由主義経済、その反動とての計画統制経済から、「他人が喜ぶのが自分の生きがい」("人を幸せにする人が幸せになる")という新しい人間観、価値暗に基づくボランティア・共生経済へ移行しつあります。 医療経営の原点も、ここから始まる!

 当日は、帯広から参加される北斗病院、鎌田一院長のコメントを頂き、ブレーンストーミングを開始したいと思います。広瀬先生からは、病院経営学、医療経営学、薬業経営学等の20頁の資料を戴いていますが、日米比較の所のみ当日配布致します。

3、後半の発題について  ドクター・中松の創造哲学につい、ホームページから編集して添付しました。以上